今月初めの下鴨神社に続いて
陽気の良い時期に またどこかに行きたいねぇ~と話していた先週の休日。
朝早く目覚めたし お天気も持ちそうだから
白洲正子さんの「かくれ里」にも出てくる
奈良の高鴨神社(たかかもじんじゃ)にお参りしようか・・・と
ふらり 出掛けることになりました。
我が家は高速道路の入り口のすぐそば。
奈良は 1時間ちょっとで着きますよ~。
ここは電車とバスで来るにはかなり不便かも・・・という場所に
ありました、高鴨神社。
禁止事項に 「車馬ヲ乗入ル事」 って・・・
大正15年には 馬とかまだいたんですかね・・・(笑)
あ、高鴨神社って聞いたことないわ~と言う方は
こちらをご参考に。
京都の賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)をはじめとする
全国のカモ(鴨・賀茂・加茂)神社の総本社だそうですよ。
鳥居をくぐってすぐに「祓戸神社」がありました。
まず こちらで知らずに犯した罪やケガレを祓います。
それから階段で少し降りてから参道が続きます。
降りる、って珍しい。
手水舎でお清め。
ここは巫女神楽や雅楽の奉納もある場所。
風情がありますね。
池には 鯉がたくさん!!
白洲正子さんの「かくれ里」によると
『ことに神社の下の池に、金剛山が影を落としている景色は美しく、
万葉によまれた葛城処女を連想させる』 らしい。
右側にちょびっと写ってるのが金剛山かな?(笑)
池の反対側に こんな銅像が。
よく見ると 「七生報国(しちしょうほうこく)」の文字が。
つまり、どうやら楠木正成公の像ですね。
ちゃんと見なかったけど なんか関係あるのかしら。(あるやろきっと)
これがご神木ですね。大きな杉の木。
見上げると 天まで届きそうな高さ。
3000年前からあるのかしら。
厳しくも優しい 包まれるような温かさを感じました。
石の鳥居から階段の上の拝殿は
撮影禁止とのことなので 写真はここでおしまい。
さて、神社といえば やはりおみくじ。
高鴨神社のおみくじは・・・
鴨だけに、カモの結びくじ(笑) 100円。
なんとも可愛らしい!!
さあ、神様からのお言葉をいただきましょう。
「順調なのはここまでのよう。」
えっ!?
いきなり なんですって!?
「努力が必要なとき。
努力した分報われるので心配は無用です。」
それって、努力しないとえらいめに遭うよ・・・っていう
脅しですよね・・・(笑)
「心を落ち着かせて取り組むと良い方向へ進むでしょう。」
毎度毎度 神様からのお言葉は厳しめだなぁ・・・
「友人からの助言がカギとなるでしょう。」
助言、待ってます(笑)
ここ高鴨神社は全国でもここしかない
「お誕生日祈祷」が有名だそうです。
『「誕生日」は自らの命(御霊)を授かった日であるとともに、
命のもとであるご両親・ご先祖・ ひいては自然・神様に感謝する日』として
ご祈祷してくださるのだそうです。
「カモ」という名は「カモす」(気が出ている状)という意味で
形にすると「勾玉」の形になるのだそうです。
なので、お誕生日祈祷をしていただくと
天然石の勾玉のお守りを お誕生日に送ってきてくださるそうですよ☆
勾玉は二つで一対、
一つはお誕生日に送ってきてくださり、
もうひとつは神様がお持ちくださるのだそう。
なんだか心強いお守りですね。
そして ご朱印をいただいて・・・
たまたま参拝者も少なく
宮司さんとゆっくりお話することができました。
その語り口、穏やかな声、歴史の先生のような知識・・・
まるで物知りな親戚のおじさんと懐かしい再会を果たしたような
そんな気持ちになりました。
そんな宮司さん、実は有名な方だったのですね~。
あとで調べてびっくりしました。
http://www3.pref.nara.jp/miryoku/megurunara/inori/special-interview20/
(インタビュー記事が紹介されています。)
母方が鴨族で 父方の鈴鹿家は 京都吉田神社の社家で中臣氏だそう。
今回私は双子の姉と一緒にお参りしたのですが
宮司さんの奥様も双子の姉妹さんなんだとか。
なんだか不思議なご縁を感じながら
気が付けば結構長い時間 お話させていただきました。
そして今回は 御神酒もいただきましたよ。
神社の隣にはお蕎麦屋さんがあります。
お蕎麦屋さんのある建物は
葛城の道歴史文化館でもあるそうですよ。
ゆっくりお蕎麦でもいただいて
大和の歴史でも・・・と思いつつも
お蕎麦を諦めて 神社を後にした理由は
この次の日記にて・・・
つづく