DIYの目覚め

 

人間って、何がきっかけで変化していくか

まったく予想ができないものですよね。

 

久しぶりに登場して何を言い出すのか(笑)

それは、私がDIYに目覚める運命のストーリー。

 

7月に入って本格的な暑さになってきた頃、

私の部屋のクーラー(暖房がないのでエアコンとは呼べない)、10年以上使ってないからもう動かないだろうし、

自宅で彫金作業したいときにどうしたらいいか・・・と悩んでいたところ、

ええい、ダメ元で掃除して試運転してみるか!と変な勇気が湧いてきたのです。本当に突然に。

 

すでに30℃に届く暑さになっていたのでクーラーのない部屋での大掃除は灼熱地獄でしたが、

昔のクーラーは作りがとてもシンプルで単純。

長年の汚れを落とすのは多少勇気がいりますが(笑)

苦労の甲斐あって無事クーラーは正常に動いてくれました!

 

クーラーの掃除ぐらいで大げさな・・・とお思いでしょうが、

私の部屋のクーラー、40年前に付けてもらった昭和の「National」ですよ。

昔の電化製品って、本当に壊れず長持ち。

 

随分前置きが長くなりましたが、そう、きっかけはクーラーです。

 

暑い日には32℃を超える室温の部屋では、長時間の作業はとても無理。

今ちょうど気合いの入ったアイテム作りに取り掛かっているので、クーラーがあれば彫金作業も捗るはず!

と、俄然やる気が湧いてきました。

 

が、そのやる気が少々脱線してしまった(笑)

春にちょっとした彫金作業が出来るようにと、小さな折り畳み机にスリ板を付けただけのスペースを作ったのですが、

細かな作業をするとすぐに腰痛と肩こりが・・・

やはり作業するにはかなり低すぎてて腰が曲がるほど前かがみになってしまう。

彫金机の標準の高さは90㎝もありますからね。

90㎝の高さの机なんて、そうそうあるものでもないし、専用の机はそれなりのお値段だし。

それならばいっそ、DIYで作ってしまえ!!

またまた変な勇気が湧いてしまいました。

 

机といっても狭い部屋の中にはもうスペースがない。

PC用の机をちょっと動かして、柱との間のデッドスペースを使ってコーナー型の机にしよう。

でもこのスペース、壁紙がボロボロになっててそれを今まで隠してごまかしていた部分。

まずは壁紙を貼り替えるか。

 

今は便利なものが売ってるんですよね。

賃貸の部屋でもクロスの上から貼って剥がせるという「フリース壁紙」というものがあったので、

これなら素人でも簡単に貼れるだろうとタカをくくり、ちょっと(いやかなり)高価だったけど

お洒落な板張り風の壁紙を選びました。

 

シール状になっているので貼るのも楽ちん。いい感じじゃないか。

(シールの裏紙を剥がすのが一番の難関だった)

が、ここで痛恨のミス。

なんと、柱の分だけメーター数を読み間違え、壁紙の数量が足りなくなってしまった!

すでに午後3時半という時間ですが、今から走れば帰ってから残りを貼る時間はある。

慌てて壁紙を買い足しに行く!

 

ところが運命とは残酷なもので。

朝買いに行ったときにはまだあった同じ柄の壁紙が、どのサイズも全部売り切れ。

まさか途中から違う壁紙にするわけにもいかず・・・

そうだ、腰から下を別の柄にすれば解決するかも!?しかもお洒落感増し増しで!

 

地の底まで落ちたモチベーションが再びうなぎ上り、

休日の残り時間はあとわずかだというのにウキウキでレンガ調のフリース壁紙を買って帰りました。

 

が、やはり運命には逆らえないものなのか・・・

帰って部屋を見て呆然としました。

綺麗に貼れた壁紙が見事に剥がれ落ちているではありませんか!!

(下まで剥がれていたけど思わず画鋲で押さえている状態)

 

さすがにこの状態を見たあとではもう脱力感しかなく・・・

 

このまま休日は終わってしまうのでした。

 

続く。(やろ、当然)