ここに クグロフ型がありました。
そして、バターが少ししかなかった。
たぶん、理由はそれだけです。
この、一回では覚えられなさげな、
「ビスキュイ・ド・サヴォワ」 なんてスイーツを作ろうと考えたのは。
覚えられないどころか、うまく発音もできない、この
ビスキュイ・ド・サヴォワ とは、
14世紀から伝わるフランス南東部サヴォワ地方の伝統菓子 だそうです。
インターネットで検索すると、説明には こうあります。
『 たまごだけの力でふっくらふわふわのフランス伝統菓子。
バターを使用せず、粉には小麦粉に加えコーンスターチを使用するので
外側はバターとお砂糖のシャリっと感で香ばしく、
中は きめ細やかなふんわり軽い食感が楽しめます。 』
ほう~。
あっさりスイーツ というわけか。 なんとなく興味が湧いてきたかも♡
さて、この、キーボードで入力するのもいちいち大変な
ビスキュイ・ド・サヴォワ。
生地は 材料を混ぜて焼くだけの、簡単レシピなのですが
型の準備が 意外に面倒。
クグロフ型にバターを塗り、小麦粉をはたく。
生地を流す直前まで、冷蔵庫でクグロフ型を冷やしておく。
焼きあがりは こんな感じ。
ちょっと固めのスポンジケーキ風。
粗熱が取れたら 型から外して、粉砂糖を振る。
(型から外すときに、ぽそぽそと表面がめくれたり剥がれたりするので注意!)
中はこんな感じ。
シンプルで素朴な甘さ。
メレンゲ菓子っぽくて、ブッセのような・・・
軽~~い食感で 不思議な感触でしたよ。
あの、伯爵アメデ6世(知らんけど)や サド侯爵(これは知ってる)も好んだという、
ビスキュイ・ド・サヴォワ。
ビスキュイは フランス語でビスケット。のはず。
biscuit=bis(2度)+cuit(焼いた) からきた名称だそうです。
うーん、なぜ2度も焼く?
素朴な疑問は置いといて
つまり、サヴォワ地方のビスケット、という名前ですね。
ああ、やっと覚えられるかも。
ちゃんと言えなくても、ちゃんとキーボードで打てなくても
知っておいて損はないと思いますよ、 ビスキュイ・ド・サヴォワ。
これがうまく言えたら きっとフランス人っぽくなれます。
そして、長い人生のどこかで、きっと役に立つことまちがいなし!
たぶんやけど。
***おまけ***
びすく・・・
びすきゅい・・・ど
びすきゅどさぼ・・・わ
やっぱり上手く言われへん!!