令和の時代の始まりの大型連休、
最終日の今日は、少し早起きして高野山へ。
混雑してるだろうな・・・ということで
今回の高野山の目的地は、金剛峯寺と奥之院だけにしぼりました。
が
到着してみると、時間が早いせいか、駐車場もまだガラガラ
人の姿もまばらで、本当にゴールデンウィーク？と疑いたくるほど（笑）
清々しい青空に恵まれました！
駐車場から金剛峯寺に向かいます。
こちらもまだほとんど人はいませんね。
朝８時半からの営業ですから、ちょうど朝一番の時間。
拝観の受付を済ませてご朱印帳を預け
ゆっくり中を歩いて・・・
新別殿でお茶とお菓子をいただこうと中に入ると・・・
ちょうど、法話が始まるところでした。
これもタイミング、ということで
お坊様の近くに座り お話を聞くことにしました。
今日のお話は、弘法大師さまの教えの中の
「四恩」について。
これは自分へのメッセージかもしれないと感じたので
復習しながら書き留めておきたいと思います。
四恩とは四つの恩のことで
一つめの恩は父母
二つめの恩は国王
三つめの恩は衆生
四つめの恩は三宝のことです。
私たちが生きているということは
これらの色々な恩恵を受けていて
この四つの御恩にいつも感謝いたしましょう、というのが弘法大師さまの説く
「四恩の教え」になります。
父母とは
両親やご先祖さまのことで
私たちの命はまず父母やご先祖さまあってこその命なのですね。
国王とは
その名で代表される国家のことで
私たちが毎日を安心して暮らせるのは
国があればこそという意味です。
衆生とは
植物や動物、海や山など 生きとし生けるものすべてのこと。
私たちは自分一人だけの力では生きられなくて、
周囲の人々や天地万物に支えられて生かされているのです。
三宝とは
仏と法と僧のことで、いわゆる仏と、法 つまり心理と、
その真理を説く僧ということ。
日々落ち着いた心で暮らすことができるのは
仏さまのおかげということです。
今日のお話では特に父母の恩について
お坊様の実体験を通して説かれていました。
「父母の恩、 天よりも高く、 地よりも厚し。
身を粉にし、 命を損ずとも、 何れの劫こうにか報ずることを得ん。」
父母の恩は、わが身を粉にし命を失うとも
いつになったらその恩に報いられるか果ても知れないくらい
大なるものであるという意味なのですね。
今日わざわざ高野山に呼ばれて来たのは
この教えのメッセージを受けるためだったのかな・・・
金剛峯寺では 令和初のご朱印もいただきました！
「令和元年」まだ見慣れませんね（笑）
さて、次の目的地は奥之院。
お気に入りの三本くっついた杉の木に挨拶しながら
歩き進みます。
こちらも、人の数は少なめだったので
焦らずゆっくりお参りすることができました。
そしてやっぱりご朱印！
ご朱印も全然並ばずにいただけました～。
ご朱印をお願いすると
「今からお大師様のお食事が運ばれますよ。
ご朱印はお預かりしてお代もあとでいただきますので
ご覧になってきてください。」と教えていただいたので
待つこと１～２分・・・
あっという間でしたが お食事が運ばれていくところを
ばっちり見ることができました。
その間に書いていただいたご朱印！
そして、何度も訪れている奥之院なのに
これは初めて目にした！！というお守りが。
「銀龍」と呼ばれるネックレスのお守りです。
二枚重ねになっていて、スライドさせると中に弘法大師が。
ぱっと見はかっこいいアクセサリーみたいなのに
除災招福のお守りです。
なんだか今日はとてもこの銀龍に惹かれました。
今日はもともとお天気は雨の予報で
前もって計画していた高野山行きではなかったのですが、
ゴールデンウィークなのに混雑していなくて
ご縁もあってとてもありがたい法話も聞けて
おみくじは大吉だし（笑）
とにかくタイミングも良くて・・・
なんだかやっぱりご先祖さまのお導きだったのかな・・・と感じました。
さあ、明日から通常運転。
今日の教え、四恩に報恩感謝するということ
いつも心がけていきたいものですね。
