先日、小さい頃に読んだ絵本の中に出てきた料理が話題にのぼりました。
絵本の内容って、しっかり覚えているようで実は曖昧な記憶だったりするんですよね。
「絵本の中のあの料理、美味しそうだったよね~」という話で、
私を含め姉妹たちが口をそろえて出た本が、
「ふしぎなかぎばあさん」
結構メジャーな絵本なので、内容は誰でも知っているはず。
この絵本の中でかぎばあさんが主人公の少年に作ってくれるメニューが
とても美味しそうだった・・・というのがみんなの共通の意見。
が
そのメニュー、なぜかみんなの記憶がバラバラ(笑)
私の記憶ではそれは「ビフテキ」、
姉は「ポークチャップ」、
そして妹は「ポークカツ」。
いやいや、だって私「ビフテキ」って言葉、この本で初めて知ったもん。
姉も「ポークチャップ」なんて名前聞いたことなかったからよく覚えてる!と。
妹は「絶対カツ!あのふわふわした絵もしっかり覚えてるから間違いない!」とかなりリアル。
今は便利な時代、わざわざ絵本を探さなくても、ネットですぐに調べられます。
正解は・・・
(画像はお借りしました)
「ポークソテー」!!
「ポークチャップ」の姉が惜しい感じ??(笑)
それにしても、話の内容も美味しそうだった記憶もはっきりしてるのに、
肝心のメニューが間違っていたとは。
人の記憶って、本当にいいかげんですよね。
しかも私、おそらく当時同じ時期に読んだと思われる別の絵本、「おしいれのぼうけん」がごっちゃになっていて、
「おしいれのぼうけん」の中の主人公が、冒険(夢の中だっけ?)の途中でかぎばあさんに出会ってビフテキ食べて
押し入れに帰ってきたと思い込んでましたよ(笑)。
(この絵本は表紙の絵が怖くて、私の中でホラー並みの扱いでした(笑))
それにしても、絵本って不思議な内容の話が多いですよね。
「ふしぎなかぎばあさん」は、ポークソテーとデザートのイチゴを食べて眠ってしまって、
目が覚めたら母親が帰ってきていて、おばあさんが来ていたのは夢だったのか・・・と疑ったけど
お腹はたしかに満腹で、そして母親が作ってくれた夕飯のメニューもまったく同じ、ポークソテー。
夢のようで夢ではなかった?みたいな話だし、
「おしいれのぼうけん」も、罰で押し入れに閉じ込められている間に見た夢か空想の話。
夢なのか空想なのか異次元なのか・・・
結局確かな結論や答えのない曖昧さが、私たちの記憶も曖昧にしているのか?(笑)
何にせよ、絵本が子供心にとても印象に残ることは確かですよね。
主人公になりきったり絵の中の世界にハマったり・・・
絵本って、子供が最初に触れる「非・日常の世界」。
正確な記憶より、自分の中に芽生える想像力や読んだときの気持ちの印象のほうが大切なんだな・・・と
同じ絵本を読んで育った姉妹で盛り上がりました。
***おまけ***
「ふしぎなかぎばあさん」って、実はシリーズ化していて
私たちが読んでいたのは1作目、その後続編が出たりで今は全部でなんと20作ぐらいあるらしいですよ。
何作目まで知っているかで、年代がバレそうですよね(笑)