さて、今日の一枚。
2 女教皇
『 女教皇は女性の受動的原理の純粋な力を体現しています。
彼女は宇宙の精神と繋がっています。
過去に多くの名前を持っており、一つは、
オシリス神の死後に彼に生命を与えた
エジプトのイシス神にほかなりません。
それゆえ、生命の鍵である聖なるアンクが彼女の首にあります。
彼女はまた、地上に現れる魂の種を自分の中に宿している
処女マリアでもあります。
女教皇の左足は三日月の植えに置かれています。
月は彼女の支配を示し、そして、
内面に映し出されるものと生命の自然な周期は
一体であることを象徴しています。
光と影の2つの柱を背に、女教皇は静かな均衡の状態にあります。
彼女は目隠しをして、無言で潜在意識、言い換えれば、
全ての形あるものの背後に備わっている意識を洞察しています。
生命の全ての側面の背後には、
統合された意識が存在することを彼女は知っています。
青色の装いと空の雲は彼女が司っている水のエレメントを示しています。
水は、生命の発現に必要な意図と物質がすべて含まれている生命の源です。
我々は自分の中にある女教皇の意識を通して
潜在的な創造力を活用することができます。
そして、生命の全ての側面がどのように統合されているかを
よりよく理解することができます。 』
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カードに描かれているハーブは シャクヤク(芍薬)です。
シャクヤクの根は、漢方では、ほかの女性用強壮ハーブ、
当帰、フォールスユニコーン、ラズベリーリーフと一緒によく利用されます。
それらは、月経周期、思春期、更年期、
そして多産の女性のために必要で、
血液と女性ホルモンの角度から強壮作用を発揮します。
シャクヤクは、過緊張、心配性、不満、
そして、強い怒りを持つ男性、女性に利用されます。
シャクヤクの根は女性的なエネルギーを育み、調和させることを助けます。
美しいシャクヤクの花には、たおやかさと豊かな生命力の波動があります。
それは、生命の土台である、陰、または女性性のエネルギーでもあります。
※園芸部日記 「庭の芍薬」でも少し触れています。
よければ読んでみてくださいね →☆
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キーワード:
無意識を探求する、顕在しているものの背後にある「なぜ?」を探す。
神秘。
内的叡智。
知恵。
自分の中の影の原理。
女性の美と優雅さ。
はにかみとためらい。
緊張と神経質さを手放す。
抑うつ。
生命の周期に注意を払う。
アファメーション:
「 私は私の中にある答えに対して心を開きます。
私は全ての物事の完全さと統合を理解します 」
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先週の「1 魔術師」に続く「2 女教皇」のカードが出ました。
大アルカナのカードはフールズ・ストーリー(The Fool’s Story)と言われ
0 道化師(Fool)がいろいろな人や出来事に遭遇する順番を
カードに描いた物語ともされています。
道化師が0にして無意識であるなら、意識の始まりは魔術師。
そして次の女教皇は、魔術師で生まれたものを
正しい知恵で操って行くことを示します。
女教皇のカードは
自分の心の声や体が発する信号に気付きましょう・・・
というメッセージを表しています。
日々の仕事や家事に忙殺されていてついつい無理をしてしまうとか
自分の方向性が解らなくなってしまっている・・・
それは
自分の内面からの声を聴けていない、
あるいは自分の芯がブレているときに起きることです。
使命感や責任感も大切ですが
それは 自分自身が本当に望んでいることでしょうか?
行動を起こす前に 内面に目を向けること。
直感に従うこと。
人を信じて 自分に素直に行動すること。
正しい知恵とは、自分自身の中にあるのです。
今週は こんな感じです。
さて 来週はどんなカードが現れるかな。
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あとになりましたが
私は タロットの専門家ではありません。
タロットを使って 占いをするわけでもありません。
このハーバルタロットは
今の自分 に必要な助言などを得るために
自分を見つめるために
自分と向き合うときのためのツールとして使っているものです。
タロットカードの意味は 解説書を参考にしています。
ハーブについての内容も 解説書 および専門書からの引用です。
このカードを引いたら
このハーブが必要なんだ!ということではありません。
カードを引きつつ
カードの意味・ ハーブの名前や効能などを 知識として習得していくため
あくまでも 自分の記録・知識のメモとして書き残していますので
ご理解いただけましたら幸いです。