さて、今日の一枚。
13 死神
『 死神は蠍座が司っており、再生・変容・変化・秘儀参入の象徴です。
背景では太陽が昇り、新たな一日が生まれようとしています。
咲いている赤いバラは、若返りを象徴しています。
それは、再生するために古い皮膚、古い習慣を脱ぎ捨てることで我々が経験できるものです。
古いものの死は、新しいものが出現する上で必要なことです。
もし変化に抵抗すれば、感情的にも身体的にも痛みを経験するでしょう。
しかし、新たな、より平和的な 心地良い自分
前より より良い位置にいる自分をイメージし、視覚化すると、
もっと楽に 死の底知れぬ深さを体験することができます。
それは、固定された過去のパターンから
不死鳥が空に舞い上がるように現れる体験をもたらします。
死神はむき出しの骨と本気で向き合います。
我々に、感情と魂の平和のために、自分自身の本当の心の底からの切望をみること、
そして、偉大なる力との合一により生まれ変わることを、要求します。』
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キーワード:
再生。 古いものを脱ぎ捨てる。
関係性の終結。 古びた習慣とものを抹消する。 再開。
あるものから別なものへの変容。 開放。
アファメーション:
「 蛇が脱皮するように、私は自分自身を再生させる 」
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このカードに描かれているハーブは
エルダーフラワーです。
和名: 西洋ニワトコ
種別: スイカズラ科ニワトコ属 落葉高木
浄化のハーブ。
エルダーフラワーは、風邪やインフルエンザの始まりの
うっ滞や腐敗物を一掃するのに使われます。
ミントの葉と混ぜたお茶は、そのような状態の時に
素晴らしい内的浄化剤、解毒剤になります。
果実はエルダーベリーと呼ばれ
エルダーベリーの低木は、魔術的、薬用的な特性によって
長年にわたり 世界中で大切にされてきました。
言い伝えや神話では、悲しみと死の象徴です。
なぜなら、カルバリの丘の十字架は、大きなエルダーの木から作られたと
伝統的に考えられているからです。
このハーブは、自分自身の新たなる再生への変化を促すために
古いものの死を受け入れることを助けてくれます。
それは、変容のときの守護のように働き、
そして、変わり目の時に落ち着きをもたらしてくれます。
エルダーの種子には毒性があるので、使用を避けます。
熟す前の青い果実や葉も 食用には用いないように。
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先週の「完結・新しい始まり」に続いて このカードですか・・・。
「死神」というカードは怖いイメージがありますが
決してそのような事はないようです。
今の環境や状況では もはやこれ以上の成長や、進化、変化が望めないというタイミングで
さっさと次に行きなさい、と諭しているようです。
「終わり」があるからこそ、新たな「始まり」が生まれます。
大きな変化・・・では足りない、一度生まれ変わるぐらいの覚悟をもって
次なるフィールドに進みなさい、と言われているような気がしませんか?
カードの絵にある死神は 顔がありません。
それは 「まだ何者でもない」という意味です。
今までより大きなフィールドへと移行する、まだ何者でない、
そして何者にでもなれる、ありのままの自分自身・・・なのですね。
死神のカードを引いた時、
まず、一番注意すべき事は「見た目にだまされない」事です。
自分も相手も、ありのままの姿を 心の目で見抜くことが大切なのですね。
今週は こんな感じです。
余談ですが
今日はこんな空を見ました。
日暈・環水平アークというそうです。
さて 来週はどんなカードが現れるかな。
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あとになりましたが
私は タロットの専門家ではありません。
タロットを使って 占いをするわけでもありません。
このハーバルタロットは
今の自分 に必要な助言などを得るために
自分を見つめるために
自分と向き合うときのためのツールとして使っているものです。
タロットカードの意味は 解説書を参考にしています。
ハーブについての内容も 解説書 および専門書からの引用です。
このカードを引いたら
このハーブが必要なんだ!ということではありません。
カードを引きつつ
カードの意味・ ハーブの名前や効能などを 知識として習得していくため
あくまでも 自分の記録・知識のメモとして書き残していますので
ご理解いただけましたら幸いです。