先週、外国から一枚のポストカードが届きました。
ブログ内でのアンケート(?)に答えて、そのお礼に、とイタリアフィレンツェから届いた美しいポストカード。
アンケートに答えたのはたしかまだ夏休みだったから、もうすっかり忘れたころにこのポストカードが届いたのでした。
たまたま私の元に届くよう選ばれた一枚のポストカードは、
フィレンツェにある「貴石加工博物館」の展示作品の中のひとつで、
オレンジ色の薔薇や青い花(デルフィニウムかな?)は珊瑚やラピスラズリをカットして嵌め込まれているそうです。
寄木細工のような絵画だそうですが、どんなふうに嵌め込んだらこんな色使いができるんだろう・・・と、ポストカードをまじまじと眺めながら、
この作品の実物を見てみたい!と思わないわけがありません。
いえ、逆に「見においで!」と呼ばれているようにさえ感じます(笑)
このポストカードの作品を見に行く。
それが、次にフィレンツェを訪れる目的になる。
ただポストカードが届いたというだけではなく、そんなリアルな目的と夢をいただいたのだと思うのです。
そもそも私は昔からポストカードが大好き。
ちょっとした収集癖のようなレベルです。
集めるのも好きだし、旅先などから一言を添えて送ったりするのも好き。
今はどうか分かりませんが、文房具屋さんに行くとくるくると回転する棚にいくつものポストカードが並んでいましたよね。
そんな棚を見ると、つい気に入ったものを一枚、二枚と買ってしまうのですよ。
そしてお気に入りをフォトフレームに入れて机の上に置いたり壁に飾ったり。
いわばインテリアの一部なのですよね。
私のコレクションの中から一部をご紹介。
たとえば秋にぴったりのポストカードは・・・
植物がいっぱい飾られている写真が好きで集めたインテリア写真。
美術展などでも必ずお気に入りを買いましたね。
ルネ・ラリックやエミール・ガレは、実物は買えないからポストカードをコレクションしています。
眺めているだけで物欲を満たせる(笑)
ちょっと恥ずかしいけど、「恋人たち」がテーマのポストカードも大好きでした。
ええ、もちろん眺める専門ですとも。
旅先でお土産として買ったものも多く、どううすんねんこれ!というぐらいたくさんあります。
どれもお気に入りでいつ見ても大好きで懐かしい(笑)
思えば、私の写真好きの原点は、こんなポストカードたちの影響なのかもしれません。
目の前にある美しい景色やお気に入りのアイテムを、一枚のポストカードに留めておきたい。
いつもそういう気持ちで写真を撮っているような気がします。
アンケートのお礼に・・・と送ってくださったポストカードが、
フィレンツェを訪れたい気持ちとともに、私の「好き」の世界にも火を着けてくれたようです。
ところで・・・
フィレンツェ好きを豪語している私ですが、実は「貴石加工博物館」を耳にしたのは初めて。
しかも「貴石」ですよ。宝石、天然石、ジュエリーマニアのこの私が知らなかったなんて!
なんと、2016年には秋篠宮ご夫妻も訪れているのだとか。
ということで、自分のために簡単にメモを残しておきます。
※貴石加工博物館メモ
”貴石加工博物館は、日本向けのガイドブック等にはほとんど載らない非常にマイナーな美術館である。
建物自体も小ぢんまりとしており、一見するだけでは分からずに素通りしてしまうほど地味な佇まいである。
しかし、近代的でモダンな内部には、16世紀から脈々と続いている貴石加工による芸術品の数々が展示されており、
その精巧さと美しさには驚かされる。
メディチ家コジモ1世の代から続く貴石加工業は、フェルディナンド1世の時代に最盛期を迎え、当時フィレンツェの一大産業として発達した。
繊細な手仕事によって切り出され、彩りを与えられた作品たちは、同じく展示されている原料の石から出来ているとはとても思えないほど美しい。
16世紀ごろの試行錯誤していた時代から、伝統工芸として技法が確立した現代の作品を比較すると、
技術は進歩しつつも昔ながらの作風や空気感を守りながら育ってきたことがよく分かる。”
HowTravel さんより
※こちらのブログでは写真がたくさん載っています♡
◆イタリア、フィレンツェ発ブログ 穴場美術館 貴石加工美術館 (firenzeintasca.com)
◆貴石加工美術館(Museo dell’ Opificio delle Pietre Dure) | treSensi
◆これであなたも皇室気分?! 真似できる「秋篠宮ご夫妻フィレンツェ・ツアー」全貌公開 | AmicaMako Blog
※地図付き
貴石加工美術館 クチコミ・アクセス・営業時間|フィレンツェ【フォートラベル】 (4travel.jp)
貴石加工品の動画です♡
フィレンツェの職人シリーズ 4K【#6 フィレンツェ風モザイク/スカルペッリ】