お盆だかお盆明けだか微妙な8月16日
ちょっと変わった神社にお参りに行きました。
それは、松原市にある「布忍(ぬのせ)神社」。
ちょっと変わった神社・・・
何が変わってるかというと、おみくじ。
一般の大吉とか凶とかのおみくじではなく
イチハラヒロコさんの「恋みくじ」が引けるのです。
イチハラヒロコさんは、現代美術アーティストで
なんだかとてもインパクトの強い言葉を発する方らしい・・・
さっそくお参りをして 楽しみにしていたおみくじを引きますよー。
今の私に必要な言葉は 何ですか~?
「人は見かけ。」
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宮司さんが、このおみくじの言葉の意味を
じっくりと軽~く語ってくださいます。
人は見かけ。
恋みくじ風に捉えると ルックス命!みたいな意味かと思いがち。
内面がいくら良くても、人は見かけで判断するもの。
だから、少しは外見に気を配りなさいよ・・・という戒めかと思いきや、
(大いに思い当たる節あり・笑)
が、宮司さん曰く、
彼が、とか、他人が、という意味でもあるけれど
「人」というのは自分も含めての「人」。
見かけというものは、内面が現れるものだから
見かけも大事だけど、やっぱり内面も大事ですよ・・・とのこと。
なかなかいいこと言ってくださる。
ちなみに友人が引いたおみくじは
「甘い汁は俺が吸う。」
このおみくじは、なんとあの「北野武」さんが引いたおみくじと同じらしく
北野武さんは このおみくじを引いたあと、
映画「HANA-BI」で受賞されたのだとか。
言葉の意味に加えて、そんなこぼれ話も面白かったです。
おみくじを結ぶところはハート型。
ちなみにこの恋みくじは、結んで帰るより持って帰ってください、とのこと。
コレクションしている人も多いのだとか。
この神社は おみくじが面白いだけでなく
宮司さんもなかなか面白くて・・・(だからこのおみくじを取り入れたんだろうけど)
ご朱印帳ひとつにしても、
A版・B版サイズの違いについて熱く語ってくださったり、
(ちなみに、通常のご朱印帳はA版サイズのものが多いですが
こちらの布忍神社では 一回り小さいB版サイズのご朱印帳でした。)
宮司さん:「ご朱印帳のデザインの紋章が「松」と「薔薇」なんですよ、どうしてでしょう?」
友人:「松原市だから!?(笑)」
なんて会話で盛り上がったり。
雨上がりの曇り空だったお天気が
帰るころには 青空。
この神社は、神様にお参りして お願いごとをして・・・という場所だけじゃないんですね。
おみくじ(言葉)にこだわるだけのことはあって、
ユーモア溢れる恋みくじの言葉たちと宮司さんとの楽しい会話で
「言葉」って、ただ受け取るだけではなくて
やっぱり言葉(会話)で繋がって広がるんだな・・・と
きっかけや始まりは、「言葉」なんだなと 温かい気持ちになれました。
また「言葉」に触れたくなったら
この布忍神社で恋みくじを引いて
宮司さんとの会話を楽しみたいな。
そういえば、社務所のカウンターになぜか鳥かごが置いてあって
青いセキセイインコちゃんがいましたが・・・
(わざわざペットを置いてるところって珍しいですよね。)
ユーモア溢れる宮司さんのこと、
もしかして「幸せの青い鳥」の意味があったりして!?(笑)