前回 制作に取り掛かっている様子をご紹介していた
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのメダイのバングル。
(前回の記事はこちら→ ☆ )
ロウ付けの段階で大きなミスをしてしまい
葡萄の葉っぱが溶けてしまいました(笑)
そこから、なんとか修正・挽回し
やっと完成したバングルが こちら!
今回は素材にシルバーを使っているので
日常身に着けるのにぴったり。
本来メダイはネックレスなどで身に着けることが多いのですが
今回ヒルデガルトのメダイをバングルにしようと思ったのは
もうひとつ、ヒルデガルトのメダイを持っているから。
それは、ニューヨークに住むジュエリーデザイナー兼作家の友人が
5年前に ヒルデガルトのメダイでオリジナルネックレスを作ってくれたもので
葡萄色の天然石が散りばめられていて
修道女ヒルデガルトのイメージそのものです。
私が作ったバングルもこのネックレスも
どちらも偶然、「葡萄」がキーワード。
私の大切なヒルデガルト・アイテムになりました♡
ところで、ヒルデガルトを知らない方のために
簡単におさらい。
*****
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098~1179年)は
今から約900年前 12世紀頃のドイツを生きた 修道女です。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは
「 医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とされる。
彼女の薬草学の書は、20世紀の第二次世界大戦時に
オーストリアの軍医ヘルツカ(Gottfried Hertzka)により再発見された。
才能に恵まれ、神学者、説教者である他、
宗教劇の作家、伝記作家、言語学者、詩人であり、
また古代ローマ時代以降最初(ギリシア時代に数名が知られる)の女性作曲家とされ、
近年グレゴリオ聖歌と並んで頻繁に演奏されCD化されている。
神秘主義的な目的のために使われたリングア・イグノタという言語も考案した。
中世ヨーロッパ最大の賢女とも言われる。」
(Wikipediaより抜粋)
ヒルデガルトは植物動物のみならず 天然石とも通じ合い
治療、治癒、ヒーリングとして
石がどのように作用し、活用するのかを記しています。
この地球上の自然すべてが
私たち人間が生きるために必要なもの・・・
そんなことが記された書が
特に宝石学の部分には興味深いものがありますよ^^
そして1151年、ヒルデガルト53歳の時、
ライン河畔ビンゲン近郊に、独立した女子修道院を建立。
1179年、81歳でその生涯を閉じるまで精力的な活動を続けたとのこと。
葡萄畑に囲まれた小高い丘の上にあるアイビンゲンの修道院に
ヒルデガルトの遺骨があり 現在でも礼拝できるそうです。
(ワインボトルに貼られているラベル)
修道院で作られるワインはとっても美味しいらしい・・・
現地で飲んでみたいなぁ~。
ヒルデガルトという名は
2つの言葉の組み合わせで
“Hilde”は戦いを、
“gard”は守
戦いから守るための柵・・・囲い・・・
聖女ヒルデガルトのメダイは
私にとって 戦いから守るために祈るもの・・・
戦いなどない 自然とともに平穏に過ごす日々のための
お守りになってくれそうです。
このブログでは ヒルデガルトについてたびたびつぶやいています。
よろしければ ぜひ読んでみてくださいね☆
魂の技 https://lavoro-libero.com/?p=1983
アクセサリーポーチと・・・ https://lavoro-libero.com/?p=2214
布引ハーブ園へ https://lavoro-libero.com/?p=5480