今回も「私らしさ」が詰まったリングが完成しました。
贅沢にも、ナチュラルダイヤモンドを3石も並べたK10のリング!
何が私らしいかって、この色合いですよ。
左から、レッドブラウン、ベージュ、ダークブラウンの
ローズカットのナチュラルダイヤモンド。
3つ並んだこの色合いが、私の大好きな色合いなのです。
ああ、たまらない♡
ナチュラルダイヤモンドとはいえ一応ダイヤモンドなので(笑)
決してお安いものではございません。
それぞれ、いつかとっておきのジュエリーに仕立てよう・・・と
大切にとっておいたルース。
ある日、姉がネットでこれと同じようなリングを見かけて
このダイヤモンドで似たようなリングが出来るんじゃない?ということで閃き
チャレンジしてみることにしました。
とはいっても所詮シンプルなデザイン。
作るといっても特に技術的に難しいというわけでもなく
ただひたすらにWAXを削り込んでいくだけ・・・
ここまでは割とスムーズに進んでいきました。
よく言われるのですが、私は立体感覚があるほうなので
WAXを削り出すのは早いのです。
鋳造に出して、返ってきたらわくわくしながら磨きます。
ちょっとダイヤモンドを乗せてみて きゃん♡素敵!!
早く仕上げたいわ~と気が逸ります。
そしてここから難関が待ち受けていました。
ええ、いつものパターンです。
彫金経験のある方なら一目瞭然だと思いますが・・・
ルースに対して、枠が大き過ぎた・・・
石留めしようにも、なかなか枠が石に届きません・・・
こうなると根競べの長期戦、
毎回毎回石留めに時間がかかるので
思い切って石留めの道具(万力・タガネ・木槌・ヒートクレイ)を急遽買い揃え
彫金教室に行けない休日も、自宅でひたすら石留め作業に没頭。
まだ留まらないわ・・・と諦めかけて
もう先生にお願いしちゃおうかしらと教室に行ったその日
なぜかするっと留まったのです!!
やったーーーー!!
覆輪の枠部分を叩きすぎて、その後の再磨きがこれまた大変(笑)
簡単そうに見えたシンプルなリングでも
結構時間がかかっちゃったんですよリングが完成しましたーー!
こっくりとした秋色・・・
そんな表現がぴったりだと自画自賛。
こんなに苦労している石留め作業ですが、
ワタクシけっしてこの石留め作業が嫌いでも苦手でもないのです。
むしろ好きかも。
(得意とは口が裂けても言えませんけどね)
苦労して苦労して最後にぱちっと石が留まる瞬間が、最高の快感なのです。
(Mか!?)
最初からちゃんと石に合うようにWAX作業の段階で正確に仕上げておけば
何の問題もないのですが
ちょっぴり雑な部分があるのでしょうか・・・(あるんだよ)
しかしこんなことでめげてはいられないのです!
次に控えている作品が・・・
怒涛の石留め祭りですから(笑)