さて、今日の一枚。
カップの女王
『 女王が感情の海に囲まれた岩に座っています。
そして、感情のセンタリングとグラウンディングを表している陸地が、
まだ近くにあります。
カップの女王は、自分のビジョンと夢の力を自由に出来る女性を表しています。
自分が求めるものと 受け取ることができるものを理解しています。
非現実的な夢のような妄想に迷い込むことはありません。
しかし 月のように他者を映し、
彼らが何を悟る必要があるのかを映し出します。
彼女は海と、その広い水面を愛しています。
海の近くにいることで、刺激され、癒されます。
我々の中にいる女王は
絶対に、心の問題である喪失や欠乏の感情にふけったりはしません。
しかし、彼女は、極端な気分の変化に巻き込まれないよう気をつけるべきです。
彼女の本質的な几帳面さゆえに、
自分自身も他者にも誤解が生じないように。』
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このカードに描かれているハーブは レディスマントルです。
レディスマントルは、月経の経血を正常化するのに一番良く使われます。
内用としても外用としても利用され、
白帯下の治療の膣洗浄などにも使われます。
また、下痢の治療にも使います。
このハーブは、力のコントロール、
特に、他者と関連する感情についてのコントロールを象徴しています。
他者への過度な依存を克服するのを助け、
自分の真の価値と欲求の感覚を発展させるのを助けます。
お守りとして乾燥ハーブを袋に入れて持つと
自己受容と他者との1対1のコミュニケーションをする力を育ててくれます。
レディスマントルは バラ科 ハゴロモクサ属
和名 せいようはごろもそう(西洋羽衣草)です。
『 属名のアルケミラ(Alchemilla)は、
アラビア語のAlkemelych(錬金術)に由来し、
このハーブが不思議な魔力を秘めていることを表しているという。
その葉にたまる雫は、
中世の賢者の石(錬金術に用いた道具)を作るのに用いられたという。
中世以来、その縁取りのある葉がマントに似ていて、
その魔力とともに神聖視されるようになり、
16世紀の植物家ジェローム・ボックが
レディスマントル(聖母マリアのマント)と名付けたという。
また、葉の形がライオンの足に似ていることから、
ラテン名レオントポディウム(ライオンの足)と言う名も持っている。』
(Wikipediaより抜粋)
注意:このハーブは妊娠中の使用を避けるべきです。
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キーワード:
明晰さと自分と他者の欲求の認識。
自己受容。
自分の節約と贈り物を正しく理解する。
不機嫌。
他人への感情移入、もしくは、他者の厄介者になる。
アファメーション:
「私は自分の存在を他の人と分かち合うことで、
満足と喜びを受け取ります」
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カップの女王が表すのは「深い愛情」です。
レディスマントル(聖母マリアのマント)のハーブが表すように
まさに、聖母マリアのような人物像が浮かびます。
回りの人々に惜しみない愛情を捧げる人ではありますが
その愛情の度が過ぎ ネガティブに出ると
相手に依存してしまうこともあります。
感受性がとても高く想像力も豊かな人で
他人から影響を受けやすく
すぐ傷ついたり 感情的になる不安定な面もあり
自分の感情に酔ってしまう傾向もあります。
他者の気持ちに敏感になるときほど
自分と他者との境界を強く意識しなければなりません。
そこがあやふやになっていると八方美人になって
場の雰囲気に流され非難を浴びたり
自分自身を見失うことがあります。
今は受け身、聞き役に徹し
一歩引いて 静観するとき。
自分の世界も大切にしつつ
周囲の気持ちを大切にする。
同情や感情に流されず
落ち着いて 余裕をもって行動しましょう。
今週は こんな感じです。
さて 来週はどんなカードが現れるかな。
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あとになりましたが
私は タロットの専門家ではありません。
タロットを使って 占いをするわけでもありません。
このハーバルタロットは
今の自分 に必要な助言などを得るために
自分を見つめるために
自分と向き合うときのためのツールとして使っているものです。
タロットカードの意味は 解説書を参考にしています。
ハーブについての内容も 解説書 および専門書からの引用です。
このカードを引いたら
このハーブが必要なんだ!ということではありません。
カードを引きつつ
カードの意味・ ハーブの名前や効能などを 知識として習得していくため
あくまでも 自分の記録・知識のメモとして書き残していますので
ご理解いただけましたら幸いです。