庭の蝋梅(ろうばい)

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今日は良いお天気の一日でしたね。
私以外はみんな休日だった我が家。

愛犬を連れて 庭で ひなたぼっこや 撮影会(笑)

 
ちょうど 黄色い梅の花「蝋梅(ろうばい)」が満開です。

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明日には雨風がきつくなるとの予報なので
記念に撮影できてよかった☆

 

 

そもそも、人間は自然の中で生きること、
自然と共に暮らすことの意味を 忘れかけてるのかもしれません。

 

わかりやすいところで言えば、今日の予定ですら
お天気に左右されてしまうこと。

 
晴れた日は掃除や洗濯、庭仕事にいそしみ

雨の日はできるだけ家の中で静かに過ごす。
読書でもしながら。
 

昔は一日のスケジュールや植物の管理は すべて自然が決めてくれたのですね。
 
もっと突き詰めれば、生命そのもの・・・

生まれ死ぬことも大自然の一部として、
そのタイミングを受け入れなければならないものなのかもしれません。

 
そこにはきっと、「調和」として
この世界に生命が織りこまれているような安心感があるのだと思います。

 

そんなことを考えたある雨の日、1冊の本を読んでみました。

 

 

 
「庭仕事の愉しみ」 

ドイツのヘルマン・ヘッセのエッセイ本。

 

詩人で、水彩画家(私はヘッセの絵が大好き!)ということは知っていたけど
庭仕事の本があるなんて。
まるでターシャ・テューダーみたいですよね。

 
「庭仕事は魂を解放する瞑想だ。」

 

 

育てた花を水彩画に描き、その花に詩を寄せ、
「庭仕事は瞑想だ」と語るヘッセ。

 

ときどき、言葉を使わない(使えない?)ものと心を通わせたいと思うことがあります。

 

動物や植物、目に見えない存在たち・・・。

 
庭に出て、心を静かにして

ただ土や樹木や花たちと向き合うことで
それが可能になることをヘッセは知っていたのかもしれません。

 

言葉はとても大切だけど、
だからこそ使い方を間違えてはいけないと思う。
 

言葉の暴力、不適切な表現、
それぐらいならいっそ、言葉なんてなければいい。

そんなふうに感じてしまったときに

ヘッセを読むと心が軽くなりました。

 

 

苦痛は、受け入れられればラクになる。
受け入れられないから苦しいのだ。

 

ヘッセの別の本でも そんなことを書いてありました。
 
たしか「地獄は克服できる」 だったかな。

 

 

苦しみを超える最短の道は、苦しみのただ中を抜けること。
 
こんな言葉をひとつひとつ拾って行く作業が、

「納得」という形で 私の中の 空白を埋めてゆく・・・。

 

立ち止まって考えること、
振り返って懐かしむことが必要な時間だってこともあるんですね。
 
雨の日の休日・・・。
それは大自然が人間に、

身体と心の休養を与えてくれる1日なんでしょうね。

 

 
皆様も 素敵な休日をお過ごしくださいね(^^)

 

 

 

 

※おまけ※

 

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後ろだよ~(笑)