最近読み返した本。
京都・大原に住み、ハーブを育ててレシピやエッセイの本を出版している
ベニシア・スタンリー・スミスさんの著書・・・
「家の庭、と書いて家庭。
庭の土や栄養や日光は、ハーブや野菜を育ててくれ
同時に私たち家族にもエネルギーを与えてくれる。」 という一節が心に響きました。
そうだよなぁ・・・食べ物って大切だよなぁ・・・と、
そこで 身近な植物たちの効能や食材の利用方法なども調べてみたり。
お高いサプリメントや お取り寄せの無農薬高級野菜が手に入らなくても
もっと身近な食材・植物で 少しでも体調を整えて免疫力を身につけられたら・・・
昔の人は当たり前に知っていて取り入れていた方法ですよね。
香りの良い菊の花を摘んで陰干しし、枕に詰めた「菊枕」は不眠や目の疲れに効く。
金木犀の花で作った木犀酒を盃一杯ほど寝る前に飲むと寝つきが良くなる。
梨と柿で作るジュースをホットにして飲むと咳止めにもなる。
どれも特効薬ではないけれど
すぐに病院に行くほどではなく症状が軽いときに試すのもありかな・・・と 思えるほど
手軽な数々のレシピ。
そんな、植物や食べ物に関する本を読んでいて、
実践で学んで受け継いできたであろう先人たちの知恵に
つくづく感謝と尊敬の意を感じずにはいられませんでした。
私たち現代人は体調を崩すと どうしてもてっとり早く治そうとしてしまうけど
体に毒素が溜まって それが排出されようとして病気になるときは
とことん時間もかけて毒素を出さないといけないときもあるのでしょうね。
体調が悪いことは 別に「悪」ではないはずですものね。
スケジュールや 毎日の家事に追われて 寝込んでなんていられないけど
じっくり体の声を聞いて
じっくり足らないものを補って
自然と共に・・・を味わっていきたいですね。
実りの秋・・・
自然豊かな地球に感謝です(^^)