夏休みの 日帰り小旅行で
ぶどう狩りを体験させていただきました。
ぶどう狩り、子供の頃はよく連れて行ってもらってたけど
大人になってからは初めて!
帽子をかぶって 日焼け止めを塗って暑さ対策をしていったけど
山の上だし ぶどうの葉の木陰がほどよく気持ちいい。
綺麗な小粒のぶどうは デラウェアという品種。
小さい頃 近所にぶどう畑をしている方がいたので
私にとっては 懐かしくて馴染みのあるぶどう。
今年の収穫は本来 もう終わっていて
ぶどう狩りを楽しみに待っていた私たちのために
選りすぐりのぶどうを 木に残しておいてくださいました。
本当は収穫するときもまだ袋をかぶせた状態なのだけど
私たちが選びやすいように・・・と、カメラ女子の撮影用に(笑)
わざわざ ちゃんと袋を外しておいてくれたんですね。
心配りに感謝です。
まずは 一房、味見味見♡
太陽の下でほんのり温かいぶどうの実は
冷蔵庫で冷たく冷やしたぶどうとはまた違って
普段味わえないほどの美味しさです。
そして ハサミを借りていよいよぶどう狩り。
どのぶどうも美味しいはずなのだけど
「こっちの色の濃いのが良いんよ」
「粒の大きさが揃ってて 張った感じの実がいいよ」
「一本の蔓に 近くにいくつも生ってるものより
一本の蔓に一房だけ生ってるのを選んで」
プロに見極め方を教わりながら
あれもこれも・・・と欲張りつつ(笑) ひとつずつ 切ってゆきます。
気が付くと コンテナいっぱい!!(笑)
収穫の終わった木は 葉だけになっても美しい。
たま~に、こんな可愛い子が残ってる(笑)
ぶどうの葉の影。
着物や帯の柄みたい。
自然が作り出すものは どんなものも美しいですね。
さて、山を下りて
今度は 自分が摘んだぶどうを箱詰め。
これも 箱の下敷きの下準備から
向きや揃え方まで しっかりレクチャーを受けながらの作業です。
箱詰めのことなどまったく考えずに
欲張って大きな房ばかり選んだので
ちゃんと揃えて入れるのに かなり手こずりましたよ(笑)
最初、ぶどうの切った軸の方を上にしてしまって
「あらあら、ぶどうが逆立ちしとるよ」と笑われて・・・
正しい位置に戻してもらいながら
「こうやって詰めるから、ぶどうの先(先端)の実が取れたりつぶれたりしないように
気をつけてるのよ・・・」
そうか・・・
ついついぶどうって軸に近い方が上だと思ってしまっていたけど
プロの方からしてみると 逆だったんですね~。
そんな発見もまた 楽しくて。
そして私が「綺麗~~」と選んだ 透けるような美しい実は
「青い実」といって 品質的には少し劣るのだそう。
う~ん、プロの目は厳しい(笑)
でも、自分が一生懸命(結構楽しんで)選び抜いたぶどう。
少しでも綺麗に見えるように気を使いながらの箱詰め作業。
いただいて帰ったぶどうは
どんなぶどうよりも美味しく感じました。
農家の方は こんな作業を毎年毎年
何百個も何千個も繰り返すんだなぁ。
背の高い人なら 少しかがんで歩かないといけないぶどう畑。
そこで毎日何時間も作業をして・・・
一房一房に愛情を込めて。
きっと次からは、ぶどうを見るたびに
ああやって大変な作業をして
出荷してくださってることを思い出すんだろうな。
そんな素敵な思い出がまたひとつ増えた 夏休みでした。