昨日の新聞の記事に
俳優の故・石原裕次郎さんの手紙が掲載されていました。
当時まだ結婚前の 夫人にあてたラブレターです。
文字と言葉が 手紙というカタチになって残っているのって素敵ですよね。
裕次郎さんの気持ちが
今もずっと、ちゃんと残っているように感じました。
いつまでもそこにあって
その言葉は「永遠」になる・・・。
言葉は 「言霊(ことだま)」。
口から出たら
文字にしたためたら
それは生き物になって どこへともなく飛んでいくんですね。
残そうと思えば カタチとして残せるし
反対に 消したくても 簡単には取り消せなかったり。
有名な作家さんは ボツになった原稿は必ず
文字を黒く塗りつぶしてから破棄したそうですし
ある噺家さんは 間違った言葉を発してしまうと
その言葉を追いかけるように掴まえて 手で払って消すしぐさをしたそうです。
言葉を大切にする人は
そうやってちゃんと言葉を生き物として扱っているんですね。
手紙や文章だけではなく
何気ない会話の中の言葉も 同じ。
一度目にしたり 耳にした言葉って
やはり残ってしまうものですから
気持ちの良い言葉を・・・
きちんと伝えるために 正しい言葉を・・・
ちゃんと選んで 丁寧に扱わなくてはいけないな と
つくづく思う 今日この頃でした。