先日 初舞台を経験しました。
あ、出る方じゃなくて、もちろん観る方ですが(笑)
それは、
岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット
「地球ゴージャス」の 『The Love Bugs』
12月のある日、たまたま病院の待合室のテレビで
舞台の練習風景を紹介していた番組を見て
「なんか、面白そう!!」と 思いつきでチケットを取ったのですが・・・
舞台って、
「テレビで見てる芸能人が 生で見られる!」というノリ(笑)
そんなこんなで いよいよ当日。
私が行ったのは 夜の部。
そもそも、昆虫の世界で繰り広げられる物語、ぐらいしか
ストーリーもよく知らないまま・・・
あらあら、始まっちゃいましたよ。
(あ、私 どっちかといえば 寺脇さん派です。)
最初は、ずっと 歌って踊ってましたね、誰が誰かもわからず。
へ~、よく動くなぁ・・・と
いろんな虫をイメージしたカラフルで派手な衣装で
歌って踊ってるだけの舞台なのかな~と思って観てました。
それにしても、本物の芸能人たちが生で歌って踊ってる姿は
やっぱりすごい迫力!
これが芸能人のオーラというやつか!!
とはいえ、3階席だったので
背の高い城田優くんぐらいしか判別できなかったけど(笑)
迫力は十分伝わってきましたよ。
間に休憩をはさんで後半・・・
やっとストーリーらしきものが見えてきました。
(やっとか!!)
ただ面白いとか感動とかのストーリーじゃなく
今という時代だからこそ込められた
反戦メッセージに、反原発。
「宿命」に翻弄されつつも立ち向かう 小さくても力強い命たち。
芽生える恋、そして生と死が意味すること。
3時間の舞台の中に これだけのストーリーが込められていて
その時間は 舞台も観客も 同じ瞬間。
やっぱり すごいわ・・・
改めて感じたことですが、
何カ月も厳しい練習をこなしてきて
毎回毎回が 当たり前だけど
絶対に失敗できない「本番」で・・・
(全部で 65公演もあったんですって!)
そして こういうものを 一から作り上げる創造力・・・
一人では成し遂げられない、力の集大成。
人間のチカラって すごいんだなぁ・・・
「地球ゴージャス」の劇団名のとおり
地球上のすべてのものが力を合わせて ひとつになれると
ひとつの素晴らしいものを作り上げることが出来るはず。
それが、この地球で生きている意義なんだな・・・と
そんなことを考えたりして。
そういえば昔 高校生の時の文化祭で
クラスで何か舞台をやったような記憶が蘇って
おそろいのTシャツを手作りしたり 毎日放課後に練習したり
クラスがみんなひとつになって 達成感を味わったっけ。
舞台の感動を味わったうえにそんなことまで思い出してるうちに
平凡な日常の中に ほんの少し
熱いものが湧いてきたような気がしました。
ああ、私も ぎっくり腰と こむら返りがなかったら
あんなふうに踊ってみたい・・・
・・・な~んてね。
おみやげに パンフレットを買わずにふりかけ買ってる人がよく言うよね~(笑)
(だって、鮭と明太子のゴージャスふりかけですから!)
ということで、 私の人生の初舞台は
「地球ゴージャス」の 『The Love Bugs』 でした~。
舞台、またぜひ観に行きたいな♡