秋といえば 「読書の秋」です。
また本の虫が騒ぎ出し、何か読みたいなぁ・・・と思いつつも
なかなかゆっくり本屋さんめぐりも出来ないでいると
昨日帰宅したら ダイニングに1冊の本が置いてありました。
『 あしたも、こはるびより。 』(主婦と生活社)
83歳と86歳の菜園生活、と謳われたその本の作者は
ご夫婦仲良く農作業をし 畑や作物とともに季節を味わいながら、
自給自足の生活を穏やかに、心豊かに楽しんでいらっしゃいます。
お互い 得意なことを担当し 補い合い、それでいて強要しない・・・
そんな長年の阿吽の呼吸もぴったりで
時間というものが培った愛情をたっぷり感じられます。
暮らしの中の小さな工夫・・・
保存食や美味しそうなスイーツ、ご主人が作る燻製、
建築家らしいいろいろなアイデア、奥様の主婦の知恵
美しく、そして丁寧に暮らすアイデアがたくさん詰まっていて
そして何より 生活のすべてを楽しむということを教えてくれそうな1冊です。
この本の最後には
「たくさんの言葉も説明も必要ありません。
『見て、感じて、おどろく心こそ、大切よ』とレイチェル・カーソンさんは言っています。
センス・オブ・ワンダーの世界がここにありました。」
と書かれています。
毎日のあわただしい暮らしの中で見失いそうなこと・・・
ときどきこうやって気付かされるような気がしますね。
この秋はこの本をじっくり読んで、
少しでも丁寧な暮らしを真似したいな。