アルティジャーノ

 

憧れのジュエリーブランドでイベントがあり

イタリア・フィレンツェの工房から来日したアルティジャーノ(職人)による

フィレンツェ彫りの実演があると聞いて

 

プロの職人さんの技術がナマで見られるチャンス!と 

はるばる見学に行ってきました。

 

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いましたいました、ジュリアーノさん!!

(ジュリアーノさんっていう名札付けてたから・笑)

 

 

ひとつひとつ、本当に手彫りなんだなぁ・・・と感動しきり。

 

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慣れた手つきで、どんどん形が仕上がってゆきます。

 

あのデザイン画が こうやって実物として完成するのか・・・と

職人技に かなりの時間 見とれていました。

 

 

ジュリアーノさんも、そんな私が気になっていたみたい?(笑)

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     ↑  堂々と記念撮影してる私のことを見てる(笑)

 

あまりに凝視しすぎて、気が散ってしまったかしら?

ごめんなさい~

 

 

今日は 道具を使って筋や模様を打ち付けていく作業でしたが

明日はまた別のアルティジャーノ(職人)が来て

フィレンツェ彫りの作業の実演があるそうです。

 

あああ~、彫りの作業も見てみたかった!!!

 

 

 

実演を見ながら ふと目に止まったシルバーリング・・・

 

そう、私が大好きなモチーフ、

「シンプルなリングに 文字(メッセージ)が刻まれているもの」 がありました。

 

 

それは、こんなメッセージ。

 

Cras amet qui numquam amavit quique amavit cras amet.

 

「一度も愛した事のない者は明日は愛せよ。

愛した事のある者も明日は愛せよ。」  

 

この文章は 「ウェヌスの宵宮 Pervigilium Veneris 」という

3~4世紀頃にラテン語で書かれた作者不詳の詩の一節。

 

シチリア島で行われた 愛の女神(ウェヌス)の誕生祭の前夜に歌われたという詩で

春の到来とウェヌスの力を褒め讃えたのち、

突然 作者の憂いに満ちた告白で終わるというもの。

 

93行からなるその詩の中で 随所に挿入されているのが

 

「一度も愛した事のない者は明日は愛せよ。

愛した事のある者も明日は愛せよ。」  というメッセージなのだそう。

 

 

ウェヌスは 英語ではヴィーナス。

よく知られている、愛と美の女神。

 

 

今日は無理でも、明日は愛せよ。

 

「愛する」ことにこそ、私たちの幸せはあるということを

何度も何度も伝えています。

 

愛されるより愛することの大切さ・・・

今日は愛せなくても 明日 愛せばいい・・・

 
そんな勇気を与えてくれる一節です。

 

 

 

 

そんな素敵なメッセージや 作品に込められる想い・・・

 

そして、熟練のアルティジャーノ(職人)が心を込めて創り上げるジュエリー。

 

私が憧れる世界そのもの。

今日は素晴らしい世界を 間近で見て 感じることができました。

 

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これは 私の工房!! 

ではなく、通っている彫金教室の風景。

主に先生が使っていらっしゃる机です。

 

 

職人さんの工房っていう雰囲気が大好きなので

この風景に一目惚れでした(^^)

 

いつか、小さくてもいいから

自分用の工房、欲しいなぁ~♡ (← 形から入るタイプです・笑)