ちょっと久しぶりに 夢の話。
ここ数年、ずっと見なくなっていたあの夢を 昨日また見たのです。
それは「事務所の引っ越し」に関する夢。
20代前半に事務所を構えて少し経った頃から十数年間
オーバーではなく、何十回・何百回も見た引っ越しの夢・・・。
実際の事務所は、申し分のない場所でした。
移動が多いので高速道路の出入り口に近い場所で
敷地内に屋根付きガレージが2台以上借りられること
新築で、1階はコンビニか喫茶店で、
床に音が響いても支障がないように
その上(2階)が事務所に最適・・・
前面道路は路上駐車が出来ること、
管理人がビル内に24時間待機していること・・・
まだまだもっと細かい条件を付けたにもかかわらず、
ぴったりの事務所はたった1回の下見で見つかりました。
だからどこか別の場所に移りたいなんて
一度も考えたこともなかったのです。
自分の世界・自分の城・自分の空間・・・
期待と不安が入りまじりながら
自分の理想の事務所を思い描く時間も余裕もないまま
あっという間に月日は流れてゆきました。
そんな月日の中で なぜだか頻繁に「事務所の引っ越し」の夢を見ていたのです。
新しく綺麗で広い場所に移る夢
どこかよその会社の一角に間借りする夢
引っ越しの準備で片付けをしていたら、使っていない部屋を見つけた・・・
当時よく見た夢のパターンはいろいろあって
なぜこんな夢を見続けたのか自分でもよくわかりません。
そして 事務所を手放してから少しして見た引っ越しの夢はまた別のバージョンで
引っ越し先が決まって荷物のほとんどを運び終えたのに
まだ 元の事務所にいる私。
そこには乗用車1台に十分積める程度の少しの荷物が残っていて
その荷物を管理するためだけに私はその場所にいます。
離れた場所にいたら誰かに盗られるかもしれない。
中を覗かれるかもしれない。
この事務所は私のものだったのに 誰かがもう鍵をもらい受けて
わがもの顔で出入りしてくるかもしれない。
そんな不安でいっぱいなのです。
そして昨日見た夢も その夢によく似ていました。
あと少しの荷物を残すだけになった、以前の面影がなくなって
まったく違う空間になってしまった事務所で
残りの荷物をどうやって片付けていくか、予定を考えている私。
もとの、何もない空間に戻すには
あれをどけて あれも片付けて・・・
あんな大きなもの、どうやって運ぼう・・・
頭の中がぱんぱんになるほど 一生懸命考えています。
変だなぁ・・・
もうほとんど引っ越しの夢は見なくなっていたのに
どうして今ごろまた こんな夢を見たんだろう。
ふと思いつきました。
「これはもしかして、 人生の断捨離のススメか!?」
自分が築きあげたもの、自分の欲望で手に入れたもの、
それらはいずれ、手放すときが来る。
そのときになって 焦ったり慌てたりすることがないように
いざというときには 必要最低限のものだけを残せるように
少しずつ 準備しないといけないのかもしれません。
車一台で運べる程度に・・・
夢の中では 「車一台分」という感じでしたが
実際には すぐには無理でしょうねぇ(笑)
でも、今の状況でも
本当に必要なもの、あると安心なもの、手放しておく必要があるもの・・・
それを意識しておくだけでも 違うかもしれませんよね。
実際に「引越し」って、わかりやすいターニングポイント、ひとつの区切り。
みんな引越しのときには 否応なしに断捨離をしていますが
とくに引越しの予定もない私の人生では
こういう夢のお知らせのきっかけでもないと、思い切った断捨離はできないのでしょう(笑)
引越しの経験がある人なら 誰でも見るような夢かもしれませんが
最近 衣替えに便乗して片付けをしなくちゃ・・・と考えていた矢先。
本気で 断捨離、頑張ろう・・・・ ← 語尾が自信なさげ(笑)