何を隠そう、文通世代の私。
小・中学生時代には
文通相手がいることがステイタスのひとつでした。(オーバーな)
今で言う「メル友」ですが、
当時はなかなか見知らぬ人との出会いなんてなく
私の文通相手は、引っ越していった仲良しの友達と
転校してきた友達の、
前の学校の友達を紹介してもらった同い年の女の子でした。
お気に入りのレターセットを買い集めて
毎日のようにポストをのぞき
手紙が来ると何日も繰り返し読み
自分が過ごしている日常とはまったく違う日常を過ごしている友達の世界を
手紙の文面から想像を膨らませ、とても楽しみにしていました。
私も一生懸命手紙を書きました。
遠足に行きました。
絵を褒められたよ。
友達と喧嘩してしまったよ。
好きな子と話が出来たよ。
そんな他愛ない毎日の出来事をお互い綴っていました。
手紙を書いてきちっと折り、封筒に入れて・・・
封筒の宛名書きも緊張のひとときです。
失敗して封筒だけがどんどん減っていったりして、
便箋と封筒の数って なんで決まってるんだろう・・・と
悲しい思いもしながら(笑)
そして最後の仕上げは 「切手」です!
いつもの切手しかない時もありましたが
珍しい切手を見つけては買い、
封筒の色や柄に合わせて選ぶのも楽しみのひとつ。
まるで絵画や書道の作品を仕上げるように
歪まないように切手を貼って投函。
そう、「手紙を送る(贈る)」という行為の、
最後の仕上げなのですよ、「切手」は!!
昨日、1枚のハガキが手元に戻ってきました。
見覚えのあるハガキ。
なんと、切手を貼り忘れて投函してしまっていたのです!!
このワタクシが!!
なんていうんでしょうねぇ・・・
ほら、昨今は メールのやり取りで通信料はかかってるにしても
言葉を送る、というところの手間が
本当に簡略化してますからねぇ・・・。
( ↑ 言い訳甚だしい・・・)
それにほら、ハガキって時々「切手不要」とか印刷してあるものもあるし・・・
(↑恥ずかしさをなんとかごまかしたい・・・)
幼かった頃の あの文通の楽しさを思い出しながら
今の自分を おおいに反省しました。