今日は思い出話です。
私は今まで、上司や先生、先輩方に
とても恵まれていたと思います。
決して甘くて優しいだけの人たちではなく、
厳しくて怖い存在だったのですが
今の私にとって、すごく価値のある存在だったと思っています。
その方たちは 時には私に厳しい助言をくれました。
小学校の先生は、
「あなたはもっと積極的にならないとだめですよ!」とか
仕事の上司には、
「あなたは結果を焦りすぎる。もっと丁寧に物事を進めないとだめだ。
結果は、焦らなくてもおのずとついてくるものなんだから・・・」 と注意されたりとか。
自分の欠点を指摘されると
とても腹が立つし落ち込んだりもします。
でも、そんな指摘や助言をくれた方たちは
私のことをしっかり見守ってくれているからこそ、
厳しいことも言ってくれるんですよね。
もっと積極的に!と背中を押してくれた先生は
ある日 突然私のおでこを触って
「ほらやっぱり!熱があるやん!しんどそうな顔してるわ!」と 保健室に連れていってくれました。
焦るなと歯止めを掛けてくれた上司は
私の作品の中の、誰にも気付かれないような小さな工夫をいち早く見つけてくれ
「あなたにはこんな才能があったんやね。見習わなあかんな。」
と褒め称えてくれました。
ちゃんと見ていてくれているから、
欠点も見つけ、指摘してくれる。
そのことに気付いてからは、
厳しいことを言ってくれる人を素直に受け入れられるようになりました。
振り返れば そんなありがたい出来事が
たくさん積み重なって
今の私があるのですね。
春の陽気に包まれて、
そんな昔の春の出来事を思い出していました。