興味深い記事を目にしました。
今、新型コロナの影響がブライダルジュエリーの追い風になっている、とのこと。
そういえば、会いたいときに思うように会いづらくなって
結婚を急ぐカップルが増えたとか・・・
そういう意味なのかな、と斜め読みしていくと・・・
ブライダルジュエリー市場は、少子化や晩婚化、結婚の形の多様化などから
ずっと苦戦を強いられてきました。
私たちが結婚適齢期だった頃(何十年前やねん)、エンゲージリングの予算はだいたい給料3ヵ月分で、
ブランドはどこそこの、ダイヤモンドのカラット数は・・・だとかっていう話題はよく耳にしたものです。
それが、時代が変わり、最近では給料1ヵ月分程度になっていたのだそう。
いやそもそも、男性が女性に指輪を送る、なんてこと自体がもう古いような感じもしますね。
なにより、高価な物を所有することに価値が感じられない若者世代。
正直エンゲージリングなんてなくても結婚できるし、その分の予算を他に使うほうが現実的で合理的。
それがこのコロナ禍で、今再びエンゲージリングの需要が増しているというのです。
そう、コロナ禍で結婚式や新婚旅行などが出来なくなり、
その分エンゲージリングに予算をまわす・・・ということなのでしょうね。
それまで予算も削られ、陰りを見せていたエンゲージリングですが(笑)
昨今の先行き不透明な状況下で、愛の証やお守りとして
またひかれるようになってきているということ・・・
なんだかちょっと嬉しくなる話題です。
そこにはもう、エゴや経済力を見せびらかすためのものだったエンゲージリングという形はなく
ふたりの愛や友情の証、といった意味合いが強いものになってきているという変化があって
結婚という形式が多様化している時代にまた、目に見えない確かなものを求めるようになってきたんだなぁと感じます。
婚姻届や戸籍のない時代からずっと、お揃いで着ける指輪は大きな意味を持っていたはず。
だからこそ、パートナーとエンゲージリングや結婚指輪について話し合うことは
いろんな視点から価値観を確認できる良い機会だと思います。
「結婚は愛で始まり感謝で終わる」
夏木マリの言葉だったかしら?良い言葉だなぁと記憶に残っています。
どんな形にせよ、一緒にいられることに感じることは、感謝しかないよなぁ・・・とつくづく思います。
エンゲージリングも結婚指輪も、ずっと身に着けるものだからこそ、とっておきのお気に入りを。
ふたりで一緒にじっくりと好きなものを選びたいですね。
そんな、選んだ日のことも二人の思い出になるでしょうから。
ふふ、ブライダルジュエリーってやっぱりステキ〜〜♡
って、アラフィフ独身貴族の私が言うか!?(笑)
(1533年、カトリーヌ・ド・メディチとアンリ2世の結婚
ジャポコ・キメンティ画)
当時カトリーヌ・ド・メディチとアンリ2世はともに14歳。ひ~~~~(笑)