ソレントの寄木細工

 

 

毎年参加している 「事遊展」が迫ってきました。

 

事遊展」とは

私が20年以上も所属しているインテリア設計士協会が毎年開催する、

仕事と遊びの作品を通じてお互いを知り合うことにより、

親睦の輪・和を広げ、活性化を図ることを目的としている展示会なのです。

 

」部門・・・仕事に関する作品

」部門・・・趣味に関する作品

私は毎年 趣味の部で参加しています。

 

去年までは

「クリスマス」や「ビフォー・アフター」など

手芸の作品や彫金作品がうまくテーマに添っていて

なんとか出展することができたのですが

 

今年のテーマは「木」

 

う~~~ん、木(wood)かぁ・・・

 

数年前までは 木を扱う仕事だったので

そこから何かアイデアをひねり出すことも出来たでしょうけど

最近では木を使うことがほとんどないからなぁ・・・

 

 

と そこで目に留まったのが

姉の部屋に飾っている、これ!

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昔 南イタリアのソレントに行ったときに

お土産に買ってきた、ソレントの民芸 「寄木細工」の額絵です。

 

寄木工芸は intarsio(インタルシオ)とも呼ばれていて

1800年代、ナポリがブルボン王朝支配下だった頃から

ソレントに伝わる伝統工芸だそうです。

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当時連れて行ってもらったお土産屋さんみたいなところで

お気に入りの2つを選んで買ってきたんだっけ。

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薄くスライスした、樹種や木目の異なる材料をうまく組み合わせて

絵画のような作品に仕上げているのですね。

ずっと見ていても飽きません!!

 

で、このソレントの寄木細工の作品を見て

思い出しました。

 

この、寄木細工に興味を持って

簡単なキットを使ってチャレンジした作品があったはず。

はるか昔、軽く10年以上は経っていると思いますが(笑)

 

それがこれです。

じゃじゃん。

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な・・・なんと幼稚な!(笑)

上のソレントの寄木細工を見たあとでは

ちょっと笑いが止まりませんが・・・

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これでも 初心者の私はかなり苦戦した覚えが・・・

ここまで仕上げて、あとはニスを塗るだけ・・・の状態で

ずっと仕舞ったままになっていました。

 

これいいじゃな~~い♡

テーマは「木」だし、展示会は11月末頃だし

クリスマスに向けて、サンタクロースのテディベアも ばっちり☆

 

さっそく、ニスを買ってきて 仕上げていきます。

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木は 水分を含むと少し色が濃くなります。

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なんだかモチーフ選びに問題があったようななかったような作品だけど

なんとかこれで今年も出展できそうです(笑)

 

南イタリアのソレントの思い出をよみがえらせていると

やっぱりイタリアが懐かしい・・・

 

そうそう、今月からこんな美術展があるんだった!

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10月15日(土)から、兵庫県立美術館で

「ポンペイ壁画展」

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10月22日(土)から 大阪中之島の国立国際美術館で

「ヴェレツィア・ルネサンスの巨匠たち」

 

 

今年の秋は

ちょっとこんな美術展でも回りながら

懐かしいイタリアの思い出に浸ってみようかな。